早朝脱走!家族旅行
2003 名場面集 
  2003.5.10〜11.  みっちゃん 
 
 長野県蓼科高原へドライブ旅行に行った。 普段の釣りでは滅多に他県にまで遠征しない私であるが、この旅行ついでにチョット朝釣りでも、と道具を車に積み込んだ。
 前日、何か情報はないかと蓼科高原の案内所に行って聞くと、
 「そこの川でこの位の・・・」と言って、ナント両手を40cm程も広げるので、私は 「ええっ」と思わず小川のある窓の外を見ると背後からの声。
 「25cmもあるヤマメが釣れたらしいですよ」
 「あ、あ、そうなんですか・・・」 (多分、20cm位だろうな・・・)
よくよく見てみると“そこの川”というのも庭師が石を配置してコンクリートで固めたような庭園風リゾート渓流であった。もちろん魚は放されたモノであろう。
後になって思えば、せめて釣人か釣具店に聞けば良かったのだが...。 

ピンボケですまん!
 ヨソ者の私としては、その土地ならではの魚に会いたいものである。 まだ暗い早朝、私には不釣合いのリゾートホテルの部屋をコッソリと抜け出し、ガイドブックの道路地図を頼りにまだ暗い高原を彷徨い、千曲川水系支流の枝沢に入渓した。この沢の中・下流域は護岸の里川様相で、源流域はなんとリゾート施設となっているのだ。
私は釣人のすぐ頭上を林道が走るようなこの上流域で竿を振ることにした。 私のような海側で生まれ育った人間には、平野とか高原や海無し県の地図は非常に難解で川の流れる方向すら分かり難い。さらに初めての土地の夜道を走っての釣場探索だったので、「もうココでいいや」という半ばヤケクソの入渓ではあった。
  明るくなって沢に下りてみると、若干の土砂の流入はあるものの意外と好渓相。今回は餌を持参して来なかったので現場調達で早速、足元の石を持ち上げ転がし川虫捕りをしてタモの中を覗くと、ん? なんと岩魚の稚魚ではないか。すでに腹の栄養袋は見られないもののパーマークのある極小の魚体である。 しばらくはタモを覗き込み色々と想いにふけっていた。
 なかなか捕れない川虫とミミズに時間を奪われ、そしてまたタモに入った稚魚に心を奪われて、ようやく私は竿を振り始めた。 すると目の前の岩裂の下にプカプカとした魚影が見える。胸鰭に映える白いラインからして岩魚だろう。私はシメタ!と、既に釣ったかのような気分でミミズ餌を振り込んだが、その魚影は最初こそ興味を示して寄ってくるもののその後は無反応。餌を浮かしたり落としたりして誘ってみても食ってこない。
それでも逃げてしまう訳でもなく、竿を上げて見つめているとまたプカプカと漂っているのである。ん〜ナメられているようだ。 このような状態の時には毛鉤の方が有効なのかも知れない。 よく見ると魚影の頭上の岩裂にはクモの巣が張っている。
 「奴の注意は頭上にあるのでは?」と考え、餌を川虫に付け替えオモリを取り外した。このままでは放物線を描いて岩裂へと投餌することは困難なので、岩を攀じ登ってポイントの真上へと移動し、岩裂の上からそっと覗き込むと、いるいる相変わらず奴はプカプカとしていやがる。 私は仕掛けを手繰り出し奴の真上の水面へと餌を落とした。 しかし奴はサーッと奥の岩陰へと姿を消し、もう二度とその魚体を見せることはなかった。 見える魚は粘って釣れた試しがないのだ。
 この後も同様に2匹の岩魚を確認しつつも、私の釣技では釣れなかった。  しかし稚魚を見たことだし、この手に取って魚体を見ることは出来なかったものの浅く漂う岩魚も見ることができた。 ボーズといえど、結構楽しめた。
 こちらは釣り始めが遅いのだろうか。朝8時頃、車で沢を後にする頃になって続々と釣人が集まりだしていた。 ひとときの朝釣りを楽しみ宿へと戻ったこの日は...
朝食昼寝PAでローメン購入駒ヶ根でソースかつ丼馬籠の宿帰宅 でした。


HOME  MENU