2005.11
曇りのち暴風
時々雨
手取川鮭釣り'05 【本編】 とみさん
Dちゃん
ヤマトさん
バカなが隊
画像提供:Dちゃん、ヤマトさん 
 
  

 
 さあさあ、やってきました鮭釣り本番当日! 今やフィッシング・オペラとまで言われる(言われてない)サーモン・マニアこと(なんだそりゃ)、手取川サーモンフィッシング大会〜♪
 
 鮭釣り3年目、学習能力に乏しい僕はやっぱり朝寝坊でした。慌てて電話をすると、意外にも皆はすでに起きていました。
 受付時刻に遅れて僕等が手取川に到着すると、すでに野糞軍団のD総統が待ち構えていた。 再会を喜び余裕綽々で談笑の後に受付を済ませて釣場へと行くと、すでに川辺に僕等の立ち位置はありませんでした。今回は例年よりもかなり水位が低くかったせいもありますが、相変わらず大会規定の釣場は狭いです。 仕方なく僕等は感電覚悟で線路鉄橋の真下に入れさせてもらいました。
 昨年、朝一で大バラシをした吉田は懲りずに今度も同様のルアー、スピナーベイトを飛ばしています。しかし今年は違います。
きました!

 鮭の硬い口角にガッチリ針掛かりしているようでグワンと丸くロッドがしなって震えています。 僕を含めて周りがやいやいと囃し立てるなか小さなタモでバタバタと取り込みました。 僕が覗き込み「雌だな、雌雌」と言うと、寄ってきた判定員が「腹を押してみて」と言うので、その通りにすると何も出てきません。 結果、この鮭は判定員によって雄と判断されました。 釣りは雄鮭を2尾釣った時点で終了規定なのです。
 
 遡上する白鮭の雄は体側に紫色の縦じまが入り、雌鮭は主に側線に沿って横に黒い帯が入る。が、たまにその両方の特徴を均等に併せ持ち、その顔つきも雄とも雌とも判別し難い中途半端な鮭がいて、聞くところによるとコイツは雌鮭獲得戦線の斜め後ろに忍んで位置する“擬似オカマ”なのだそうだ。 要は雌っぽい姿をして近付いて、産卵のタイミングを見計らってサッと割り込もうって雄がいるらしいのだ。
 しかし吉田が朝一で釣った白鮭は雄と判定された後、帰りがけに腹を裂いたら実はわずかに卵を残す雌であった。これでは“オナベ”じゃないか。 と、まぁ色々と考えてはみたが、結局は単なる判定員のミスだったのではないだろうか。

  


 
見よ、この野生の形相を!
 
 
こっち、こっち↓
 

 
VIDEOまわりがウルサイ!  VIDEOタモ撮り
 

 
 早朝、あっちでもこっちでも鮭がヒットし釣人がバタバタと取り込む喧騒が落ち着いてきた頃になって、ようやくキャプテンUFCこと、とみさんがセコンド役の奥さんと共にやってきました。
 恐らくとみさん家は亭主関白なのでしょう。一度は奥さんにダメ出しされた筈のテンガロンハットを頭に乗っけての登場。どことなく都会風のお洒落なスタイルが決まっていて羨ましいです。
 半年ぶりに会うとみさんは少しホッペが膨れた感じでどことなく次長課長の片割れのようでしたが、手にはタンバリンでなくロッドを持っていて、やっぱりとみさんなのでした。 聞くと親不知を抜歯したので腫れているんだそうです。
 
 歯を抜いたけど、鮭も抜きました!
 (さぶっ)
VIDEO足元の鮭 VIDEOしなる竿

 
 
 早々に雄鮭を2尾釣り上げて終了してしまった吉田を始めとした買出し部隊は漁解禁直後の越前蟹を食べるために近江市場へと向かいましたが、店に越前蟹は並んでいませんでした。どうやら蟹が市場に出るのには一日早かったようです。 しかし良いこともあるもので、市場でわずかに店を開けている所では在庫一掃のまとめて一万円の福袋的海産物セールをやってくれました。

蟹ちゃんこを作る

キンゾーさん提供の北海道野菜
 

 
 鮭の口元は硬いので強くアワセをしないと針掛かりしません。そこで僕は竿にわずかな抵抗を感じて強めにアワセました。 グワンと長竿がしなり、ビュンと釣糸が音をたてました。 「きたっ!」思わず叫ぶと周りの釣人が一斉にこちらを注目しました...が、根掛かりでした。恥ずかしかった〜。
 Dちゃんは川の真ん中に立ちこみ、フライで粘ります。たぶん足元を鮭が遡上しているのでしょう、立ち位置の前後左右でライズはあるものの釣れません。 その後、岸に戻ってルアーを飛ばして雄鮭を釣り上げていました。
 僕等の隣でルアーを飛ばしていた小柄な娘さんはロッドもリールも小柄で、スレ掛かりを含めてよく鮭を掛けます。そこからの取り込みが最低でも20分以上の格闘となります。鮭に引きずられてずっと下流、平らな陸地の端っこまでロッドをしならせて移動していくのです。そして大抵は最後のタモ入れでバラしてしまうのですが、こんな感じの釣りも面白いかも知れません。 次回はパワー不足の道具でやってみましょう。そうですね、テンカラ竿とか渓流竿、防波堤チョイ投げ竿なんかでも一味違う手応えを楽しめるかも知れません。
 
 やっぱり用意周到準備万端、朝一番に全身全霊で釣りをする事が好漁のコツのようです。飲みすぎて寝ている場合ではありません。陽が高く昇るにつれて全体釣果は落ちていくようです。 そして鮭釣り釣果のかなりの部分は“運”です。 シンヤと浅川は前夜祭で運を使い果たしてしまいましたし、ヤマトさんは先日食べたアイスで1000円を当てたことで、運を使ってしまったのでしょう。肝心の鮭釣りのほうはボーズ(無釣果)に終わりました。
 
 昼頃からは時折小雨と砂の混じる暴風が吹き荒れました。 そんななか一度はD総統が水際でフッシュランドに追っ払ったはずのDファミリーが登場です。もちろん元祖チビDちゃんも元気一杯の初登場です。初めて見るオジさん達ですが、なぜか皆が僕チンのことを知っているんだよね。
 まさか親父が自分の名を騙り、極悪釣師の親玉としてネット界に暗躍してるなどとは知る由もないでしょう。

 


 

 
 白鮭はふっくらと柔らかいのですが味がありません。でもフライやムニエルとかで調理して味を付ければ、美味しく食べられます。 釣れなくってもお土産として白鮭引換券を貰えるのが良いです。
 引換券を持って水産センターに行くと、鮭を捌いてくれる爺さんコンビは揃って健在でした。 一年ぶりに顔を合わせるなり浅川が「スタンガンなるぞって言ったオジさんだ」と第一声。 オジさんは何だか意味が判らずキョトンとしています。 それもそうで、オジさんの「資産家になるぞ」は僕等には“スタンガンなるぞ”に聞こえますが、唐突に僕等から「スタンガンなるぞ」と言われても向こうはチンプンカンプン???なのは至極当然です。 次の言葉「また来たよ、釣れなかったから」でオジさん達はようやく零れるような笑顔を見せてくれました。 参照
 
 水産センター内にある三面コンクリートの側溝のなかで産卵のために尾鰭を底に叩きつける雌鮭の姿を見ると、貧釣果にもかかわらず毎年ここにやって来る自分達の姿となんとなくタブって見えました。
 懲りない、アホだ、しつこい、バカの一つ覚え、執念、打たれ強い・・・等など色々と表現できます。 今回で3年連続ボーズの奴もいるのです。でもまた来てしまうでしょう。 僕等の本能がそうさせているのかも知れません。
ありがとう金沢&白山市!
I’ll Be Back 手取川!
 
 
 

 
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