2004 名場面集 

手取川鮭釣り'04

 2004.11.7  [晴れ]  大ちゃん まっちゃん とみさん やまとさん 舞茸岩魚さん(前夜祭)
 以下、バカなが隊≫吉田 シンヤ 浅川 みっちゃん
  

画像提供:大ちゃん、とみさん 
 

舞茸岩魚さんの飲みっぷりにタジタジ
 

 
 またきたよ石川県!やってきました手取川! 昨年のボーズ(無釣果)にもめげずに懲りない面々が揃いました。 昨年、松井選手の野球の館にあった『努力できる人こそが天才である』の言葉をこの1年間胸に秘め、、、てか、どうかは大いに疑問だが、各々が様々な期待を胸に石川県を訪れた。
 
 昨年は11月下旬に来たが、今回は少し時期を早めての再訪となった。 そのせいか、はたまた普段の行いが良いせいか天気は良く意外に暖かい。 今回、私達は金沢に宿をとり、着後の前夜祭にも万全の態勢。 行動先行型で全く無計画な私達は使えないカーナビを頼りにし過ぎて金沢駅近くのホテル周辺で道に迷うが、そこは今回も他力本願でまた大ちゃん頼みでなんとかなるのであった。
 金沢の繁華街である片町で地元釣師である舞茸岩魚さんと合流し、馴染みの居酒屋を紹介してもらっての一次会となった。 風邪気味で鼻詰まりである私には勿体無いほどの地酒と料理を味わいながら、初対面である舞茸岩魚さんと話した。 大ちゃんのHPで見る印象より大柄で若々しい感じの舞茸岩魚さんは山のこと茸のことを話してくれます。その間、私達の勧めるままにスルスルと酒を飲む舞茸岩魚さんは変わらぬ顔色と落ち着いた口調で、底無しの酒豪であった。
 二次会、三次会・・・と、時には分散し、そしてまた合流しながら何軒か飲み歩きました。いつの間にか午前様となり、もうすぐ朝を迎えてしまいます。鮭釣り会場の駐車場には前日から寒いなか陣取っている釣師達もいると聞きます。本当にこれで良いのでしょうか。 ふと大ちゃんを見れば、ニコニコデレデレしています。たぶん大丈夫なのでしょう。
 
 前夜祭で完全燃焼してしまったその朝、辛くって仕方ないが起きて釣り会場に行かなくてはならない。 吉田の長風呂と、シンヤの2度目の朝糞で宿からの出発が遅れ、その後も早朝の街を迷走して大幅ロスタイムとなる。 手取川の釣り会場に到着したときにはもう受付時間になっているのか、すでに皆が並んでいる。 「もうダメだ、良い場所取れない、今年もボーズだ〜」そんなコト言って慌てて管理事務所へと走ると、まだ受付は始まっていなかった。 よくよく聞けば、乗ってきたシンヤの車内の時計が30分も進んでいたのだった。ホッと胸を撫で下ろして受付を待つ釣師の列に加わった。
 受付を済ましてすぐに、昨年よく釣れていた最上流の立ち位置へと向かう。そこにはすでに数名のルアーマンが立っていたが、その間隔の広い所を見つけて満面の笑顔で挨拶しながら割り込ませてもらった。 ここでは延べ竿釣師は少数派で、その射程距離の狭さからかルアーマンやフライマンにさほど嫌われる事もなく、すんなりと空きスペースに入れるようである。 その理屈からいえば、大ちゃんなんかはテンカラ竿を持ってさりげなく割って入り、辺りの苦笑を浴びた後、いつの間にかルアーを投げているのだから巧いもんである。これもまた釣技のうちだろう。
 

暁の満月
 
 

初めての鮭に感激
 やや下流でルアーを投げていた吉田は朝の第三投目で掛けたが瞬く間に切られてしまったという。たぶん毎度の強烈馬鹿アワセ(自称、鬼アワセ)で自滅的にバラしてしまったのでしょう。
 
 僕のオモリが軽いか、糸を張っていなかった為だろうか。アタリというより、合わせてみて感じた鈍く重い感触でした。 遂に念願だった竿で満月を描くときがきたのです。竿は大きく満月に弧を描き、釣糸は張りビュンビュン鳴っています。でも実際には自分の竿の軌跡をジックリと見て酔いしれる余裕なんてありません。ただ掛かった奴をバラさいよう足元の浅い所にまで持ってくるのに必死でした。
周りの釣人は竿を上げてくれ、いつの間にか隣のオジさんが声を掛けながらタモ入れしてくれました。なんか和やかな良いシーンだったような気がします。感激でした。
 上がってきたのは小さいけれど綺麗な白銀色の鮭。
頭の形からして雄のように見える。
大ちゃん「ケイジ、ケイジちゃうか〜」
みっちゃん「ケイジ?刑事?」
みっちゃん「デカなのに小さいよ」
大ちゃん「鮭児は一年早く上がってくるんや」
みっちゃん「そういえばグルメ番組で旨いって・・・」
そんな会話をしているうちに役員のオジさんが駆け寄ってきて魚体を覗き込む。言葉少なくオジさんは雌用の生簀(いけす)籠へと持っていってくれた。 雄みたいだったけど小さいから雌扱いでノーカウントにしてくれたのかな?親切なオジさんだ・・・いやまてよ、これって鮭児を取られたのかな?  一瞬、私は疑い勘繰ってしまったが、気持ちよく素直に良い方向に思うことにした。

 どうもこの辺りでのアタリが渋くなり、遠目で見ると少し下流の鉄橋周辺がよく釣れているようだ。竿だけを持って偵察に行き、鉄橋下にスペースを見つけて立ち投餌してみる。 数投目かで鈍く重いアタリを捉えたが、アッ!タモがない。 竿を大きく満月にしならせながら片手をバカなが(胴長靴)の内ポッケに突っ込み携帯電話を取り出し...「おーい、吉田、タモ持ってきてくれ〜」 竿を上げて避けてくれたルアーマン達が後ろで笑っているが、こっちはそれどころではない。手元から大きくしなる竿の彎曲を上流側へと傾け、竿が伸されないよう走る鮭について上流へといくと岸辺の陸地はそこでお終い。流れに乗って走られそうで恐いが、今度は下流側へと竿を寝かし返してやり過ごしつつしながらも岸辺へと近づけていく。と、ここで吉田登場! 延べタモを伸ばして鮭をすくってくれたまでは良かったが、、、タモの解れた網目から鮭がスルリ!?あ、。再度取り込み続行。
 北海道のキンゾーさんのように大物取り込み中でもカメラ撮影、さらには背後のギャラリーの声援にも「うるせえ、黙って見てろ!」と格好良く決めたかったのですが、正直それどころではありません。私のような本流釣りド素人とって、背後から聞こえる大ちゃんのアドバイスが無性に心強かったです。
 そしてラインの途中にタモ枠を伴ったまま浅瀬へと近づけ直してようやく手掴みランディング! 格好悪いし、獲物は大きくないけど嬉しさ一杯です。

 


 お昼頃になると、二日酔いで車で倒れていたシンヤが動きだし、今日から解禁となった蟹を買いに行っていた浅川も近江市場から戻ってきました。昨日の前夜祭の後始末をスッキリと終えたまっちゃんも颯爽と登場し、蟹茹で支度をしてくれる。 そして大阪からとみさん、京都からはヤマトさんが遠路遥々遊びに来てくれた。 ホームページを閉鎖してからも変わらぬお付き合いで尚更嬉しい。
 

 
 私は水平面での射程距離が狭い延べ竿だけに、その分を中層から底までの水深範囲を広く誘いながら流す。 一方、「悔しいなー、もうルアー無いで」と、車に本流竿を取りにいった大ちゃんは、振るのがロッドから延べ竿に変わっても、そして釣場が源流から本流に変わっても徹底してベッタリ底をとる大物釣りのスタイルは一貫し変わらない。サスガだ。掛かればデカいだろう。
 しばらくしてそんな予想を裏付けるかのように、大ちゃんの竿が一際大きくひん曲がった。
きたきたきたーーっ!
暴れ狂う仕掛けとともに大ちゃんが右へ左へと走る。いつの間にか集まったギャラリーは息を呑んで戦況を見守っているので、もうバラすことは出来ません。釣糸は悲鳴をあげ、竿は今にも折れそうです。 そんな砂煙のあがるドタバタ劇のなか冷静にマルタイラーメンをすするとみさん。まるでオバQの小池さんのようです。
 「あかん、もう切れるー」 「今度が最後や!」
そんな遣り取りを何度もくり返しながら、まだ見えない鮭が岸に近づき離れるの大捕物。 水面を割って現われたあまりに大きな鮭に持ってきた延べタモでは捕えきれず、近くの釣人の頑丈なタモを借りて右往左往し取り込んだ。
 
 デカい!笑ってしまう位に大きく白い魚体だった。 本日、私が見たなかで一番大きい魚体だが、残念なことにメスだった。メス鮭は採卵のため検量されることなく迅速に生簀へと入れられてしまうのである。 あ〜、あれがオスだったら大物賞候補だったのに。 大ちゃん、メス釣って大物賞副賞の一日美川町長になり損ねる・・・と、同時に美川町内の北陸美人達が難を逃れた瞬間でもあった。

あかん、もうダメや!
 

あまりのデカさにたじろぐシンヤ





  

 
逃げられてもみんな
釣っているからこそのイイ
笑顔
突然のヒット!「釣れとるで」「どないしよ〜」 超大物に竿が手元から大きく満月を描いてます あっ、糸も竿も体も伸びきった〜
 
 

 
 

近江市場
ガタン、バシャーン、ガラガラ!
 突然でなにが起こったか分からなかったが、辺りを見回すと鍋とコンロ、テーブルセットひっくり返っていた。どうやら私が座っていた椅子の脚が完全に折れてしまったようで、その勢いですべてが地面へと逆さまになってしまっている。 アッハハ、すまんすまん...と笑って誤魔化すが尻餅をついた私の足元では蟹が天を仰ぎ、大ちゃんのカメラも蟹汁まみれで転がっている。 すま〜ん!
 
 それにしても火力が弱くって、なかなか蟹が茹で上がらず食えない。 鍋をひっくり返した罰として私がコンビニで追加のガスボンベを買いに行って戻ってくると、なにやら人が集まっているではないか。急いで駆け寄ると、そこには竿をしならせ必死に鮭と格闘する浅川の姿。しかもその手に持っている彎曲し震える竿は驚くほどに短い。
 「なんだよ、その竿は!」 周りの皆の話によると、流れてくる折れた竿先をルアーを飛ばして回収したところ、その先には鮭が掛かっていたとの話である。その折れた竿を大ちゃん→吉田→浅川→シンヤ→まっちゃん、とリレーしているのだ。 そして各々が鮭の強い引きを楽しみながら、十分に弱らせてからタモ入れして取りこんだ。

 
 元モデルの釣師は釣ったばかりの鮭を手に、釣り雑誌でも見たことのないような最高の決めポーズをとってくれた。 この写真だけ見れば、まさか拾った竿先に付いていた鮭を皆で寄ってたかって引き回した挙句に取り込んだとは誰も思わないだろう。 その表情には長時間たった独り、一対一で鮭と格闘した末にようやく仕留めた勇者の貫禄さえ漂っている。 おそらく本日の手取川でNO.1の決めポーズであっただろう。
カッコイイぜ!まっちゃん。

手こずらせやがって〜
 
 

 浅川が買ってきたズワイ蟹とコウバ蟹をまっちゃんが茹でてくれた。皆、あまりの蟹の美味さに貪るようにして喰らい付く。
皆が夢中で蟹の身をほじり、味噌を舐め、卵を頬張るその真っ最中、私が放つ「同情するなら蟹をくれ!」のダジャレは無視という形で葬り去られた。
 
 

 
 
ありがとう美川町!
I’ll Be Back 手取川!

 
大ちゃんの釣行記

  

 
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