寿司、食わざぁ!
  

 

 
 「イワナ寿司でも食わざぁ」 (食わざぁ=食べよう)
と、浅川と私はザックにキャンプセットと、すし太郎・米を詰め、土曜日の夕方からO沢に入った。下流域は本日、数パーティー入渓していたらしいので、一気に上流域を目指し山道を登って行った。この日は竿を出さず、中流域でキャンプをした。
 翌朝、早速米を炊き、すし太郎を混ぜて寿司飯を作り、コッヘルに詰め弁当を作った。
「さぁ、あとは寿司ネタを釣りにいこう!」
とばかりに取水提を越えて行くと下流とは比べものにならない程の豊富な水量があり、色々な意味でショックであった。
   
 ヘツリ、 高巻き、上流へ上流へと登って行く。水量が落ち着いた上流部で竿を振るが、アタリが無い
「おかしいな、これ程の渓相なのに、、、」
「釣り切られたとも思えないが」

「魚止めより上に来たんじゃないか?」

と、いうことで、下り降りて竿を出すが、やはりアタリすら無かった。挙句の果てに、私はつまづいて竿を折る有様。 結局、テント場まで戻り寿司飯をネタ無しで食う始末だ。
「わさびも醤油も、あるんだけどなぁ〜」 と嘆いた。
 
 帰りに下流域で浅川の予備竿を借りて2人で竿を振るが、やはりダメだった。遠くまで来て、登山やキャンプまでして2人で見事なボーズ(無釣果)。
 こんなに釣れなくても、これもまた 『釣り』なんだなぁ。
心地よい疲れと爽快感が全身に広がっていた。
 

 



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