ガチンコ渓流対決!
  

〜2000 名場面集 

  
大袈裟なタイトルだが、結果から言うと対決は空振りに終わった...というより結果的に浅川の独り勝ち、ワンマンショーと言っても良いだろう。
 ゴールデンウイークの初日の早朝だった。久しぶりに4人のメンバーが揃い、2対2で渓流タッグマッチだ!と意気込んでいた。 行きの車中では、私と浅川はV沢、吉田とシンヤはN沢への入渓を予定した。
 どちらの沢も今シーズンすでに、尺または泣き尺が釣れた好渓でみんな自然と気合が入る。
吉田&シンヤ組と別れV沢に足取りも軽く向かうが、実際にはそう首尾よくはいかず、私達が入渓予定であったV沢にはすでに馴染みの入渓者が先行していて、やむなく私と浅川は早々に本流釣りに変更し夜明け前の本流河原に立った。
 
ゴールデンウイーク初日とはいえ、私達が入った本流はすでにかなり攻められていて大苦戦。それもそのはず、翌日行った静岡の喫茶店ノコアプランティーのマスターに聞いたら、4日前に我々と同じ場所でよ〜く釣れたとのこと。
 すでに陽が高く昇ったこの日、私が小支流に入って26cmのイワナを釣ったのみの釣果であった。 空しく集合時間が近づき諦めムードの中、私は竿を納めて座り込み淵のトロ場で竿を出す浅川を眺めていた。
 と、その時浅川の竿が大きくしなった!
背後で見ていても、それと分かる重い大物の引きだ!

エメラルドグリーンの深みの中、グワッと黒く大きな奴がみえた。
「抜くぞ!」 と浅川が言うが、
「やめろ、やめろ」 と見ている私が堪らずタモをだし、バシャ、バシャと流れに入り、獲物を取り込んでしまった。 タモが重たかった。2人でタモの中を覗き込み、ニヤニヤとする。測ってみると、36cmアマゴだ! 前回の釣行に続いて、また浅川が最後に釣った。

アマゴ特有の黒斑の濃い可愛い眼だ
調子に乗ってもう少し上流まで竿を出したがそれ以上の釣果はなく、集合地点に行くとすでにN沢を釣ってきたのか車中で吉田とシンヤがフテ寝をしていた。 聞くとN沢は先行者がいて、新しい足跡がベタベタで釣りは空振りに終わったそうだ。この2人が浅川の36cmのアマゴを見て驚き、さらに沈んだことは言うまでもない。 夜、このアマゴを塩焼きにして皆で食った。シンヤは悔しさもあり、マズイ、マズイ と言ってはこのアマゴを喰らっていた。
 
     


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