2007.9.23
諏訪姫にあう みっちゃん
 
 
 週末の家族旅行で山梨・長野へ。
 そうです。またもや早朝抜け出してのチョイ釣りなのです。
 
 思い起こせば一昨年の旅行では、この地をよく知る大物釣師のKOBAさんから釣場情報を聞いておきながらも、当日は夏風邪でダウンしてしまい、釣りどころかどこも観光もせず早々に帰ってきたのでした。
 
 普段の渓流釣りで、地元釣人の強みと遠征組の弱みを痛感している僕は今回もまた他力本願。 再度KOBAさんから情報を仕入れて、釣場の選択肢は三つ。 そのうちのひとつ、その名の通り淵や瀞場などの釜に乏しい釜無川では自分の実力から考えてどうにも厳しそうだ。 どうせ遠くに来たのだから土地の魚を見てみたい。たとえ他人が釣った地魚であっても良いから拝みたいもの。
そうだ諏訪湖から遡上するというスワマスに会おう。
   地元釣人の間ではスワマスを“ノボリ”と言うようだが、静岡県で“ノボリ”といえばサワノボリ。 そう元サッカー選手、清水エスパルスの澤登選手(引退したから選手じゃないか)のことを指します。 だから僕はあえてスワマスと言わせてもらいましょう。 「ノボリ狙いで諏訪まで行った」と言えば、静岡県内ではイイ笑い者ですからネ。
 
 未明の早朝、目覚ましが鳴るまえに起きて宿を出て高速道路に乗る。 今年のNHK大河ドラマでは、まだ駿河と甲斐・諏訪は敵対しておらず、『風林火山』ののぼり旗を頻繁にみかけるこの地と静岡ナンバー車は今のところ相性悪くはなさそうだ。 渓流大国の長野県だけあって、深夜や早朝でもコンビニで遊魚券を買えるので便利です。 順調に釣場に到着するが、まだまだ暗いので渓相は見えず、立ち位置や車を停める場所も分からない。 かといってする事もないので一眠りしようとするが、気が昂って(たかぶって)眠れはしなかった。
 

 
 そして夜が明け・・・
 
 釣針にミミズ餌を掛けて流れへと入れると、なんとすぐにアタリが! しかしこれは小刻みな突付くような感触で、仕掛けを上げてみれば案の定、無残にズタボロになったミミズ。 いるな〜本流特有の奴らが・・・。
 そういえば土手に車を停めた足元には砂まみれになったカジカらしき死骸があって、たくさんの蟻がたかっていた。 ヤケになった釣人が捨てたのかも知れないな。
 
 緩めの流れでは奴らが突っつくので餌の消耗がとても早く、すぐに付け替えなくてはならない。 二度ほど餌を付け替え今度は落ち込みのすぐ下、ガシャガシャの強い流れへと餌を入れた。 荒い水流ならば餌を突付かれずに済むからだ。
 最初は一瞬、根掛かりかと思ったが、仕掛けの先、むこうは移動していました。 まさか! ウグイか? 鋭く走りはしないもののズシリと重く、なかなか寄ってきません。   
   落ち込み直下の障害物に入れさせたくないので、浮かせるように持ち上げていくと、水面を割った頭はオチョボ口ではありませんでした。 ややっ、ウグイじゃないぞ! 少しだけ上流側に竿の弧を傾けながら取り込むと、タモには見慣れない色合いの雌アマゴが収まっていました。 おぉ、これがスワマスか!? 黒地に真紅の朱点が鮮烈で、尾びれも綺麗です。
 
 一尾釣ってしまえば、こっちのもの。プレッシャー無く、余裕余裕〜♪ 諏訪姫を流れに戻したあと、オツリの時間はくまなくポイントを探っていきました。
 恒例となった家族旅行ついでの朝のチョイ釣り、あまり釣れた憶えはありませんが、昨秋の北海道に続いて今度もインターネットを活用した他力本願で大満足の一尾を釣り上げることができました。
 
 「もう起きてるよ〜!」
 携帯電話からは我が家のやんちゃ姫の弾むような声。 今回はそそくさと素直に竿を仕舞い、ニヤけ顔で宿までの帰路を急ぐのであった。
 
※ノボリ・・・釣人の間では一般に淡水湖から遡上する銀毛化したヤマメ・アマゴ。
       (地方によっては海から遡上のサクラマス・サツキマスを含む)
 
 
 

 
 
 
個人記録
【採取】 【回収】
空缶4
  
  

 
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