2006.9.10
知らない近くの沢 みっちゃん



 渓流釣りをやり始めた頃には、釣場を探して知らない沢をよく歩いたものだった。 しかし年月は流れ経験を積むにつれ、近くの沢であればなんとなく釣果や渓相を想像できる気になっていた。 行ったことの無い沢なのに、地図や本を読み頭に描いて歩くことなく切り捨てたりもした。
 もちろん自分の趣味のことだから、それでも良いのである。 ただそのときに自分が何をしたいか、欲する場所に行けばいい。 コレクターのように空白域を埋めるばかりの釣行をする気も無いが、手堅く同じ沢ばかり通う気にもなれない。 無理もイヤだが惰性もイヤ。 自由なようでワガママなもので・・・。
 そんな訳のわからん事をつぶやいてみても、最近は専ら時間の制約次第で釣場を決めていることが多いのだ。

 
 
 昼からはいつもの釣友達家族と河原でバーベキューなので、午前の半日だけの時間ができた。
 そういえば半日だけ遊べるようなお手軽釣場をあまり知らない。久しぶりに探してみようか、そんな沢。 ふと、そういう気になった。
 知らない道を走り、知らない土地を見て、知らない沢に来た。 山奥の集落は今でこそ茶農家ばかりだが、昔は林業も盛んだったのだろう。そんな痕跡をいくつか見送りながら、荒れた雑木林を通りぬけて沢へと降り立つ。
 今回は釣餌を忘れてきたので、そこいらの石をひっくり返してミミズを採りながら釣り進む。投餌すればすぐにアブラハヤの猛攻を受けるのでアマゴ釣果はなくても餌の消費はとても早く、釣っているより餌採りに費やす時間のほうが長いほど。 やっとのことで小さなアマゴが釣れて、これを活かし魚籠に入れるも釣果はこれのみで、最後の大淵にてこいつを放す。 そこそこの釣果があれば生かして持ち帰り、子供等に見せてやろうと思っていたが、それはまたそのうちに・・・。

 
 
 

 
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