2004 釣行記 

上の淵に群れていた

 2004.8.14-15 曇り/小雨  3Bさん まっちゃん シンヤ 浅川 みっちゃん  



 

岩魚蒲焼
 先週は西の雨男であるナベちゃんとともに遊び。そして今週は東の雨男、3Bさんとまっちゃんが遠路遥々東京から遊びにきてくれた。
 
 今回も私は後発で、夕刻になってテント場の皆と合流し久々の再会を喜びあう。 まずは必須儀式ともいえる、冷えた缶ビールをプシュ♪グビビビビィ〜プヒィ〜。たまらん。 そして今回はまだ明るいうちから各々がガンガン料理しながら食う。普段は料理をしないシンヤも何やら怪しげな炒め物を作っている。
 ふと川面を見ると、あるじゃないか!食材用尺岩魚が1匹。 ただしこの日の釣果は3Bさんが釣ったコイツと浅川がリリースした8寸岩魚の2匹のみだそうで、聞けば大漁大漁と自慢するオジさんが帰った後の釣場にはクッキリと新しい足跡が残っていたとのこと。
そうかそれは確かに厳しい状況。にわかに明日の釣りへの期待に暗雲が垂れ込めてくる。
 まっちゃんがこの食材用尺岩魚で手際良く蒲焼を作ってくれる。これがまた素材の岩魚の味が活きていて絶妙の味付け。皆でとても美味しく頂いた。
 
 
コーラ!

 ビールで喉の渇きを癒して落ち着いたあと、今度はコーラを飲んでみる。うん、美味い!五臓六腑にビリビリと染み渡る炭酸刺激。 私自身、普段は街であまり飲まないが、下山後には無性に飲みたくなる。それがコーラである。今回は私と意見を同じくするまっちゃんと“山でコーラを飲もう”という試行である。 コーラのテレビCMにでも出てきそうな色男であるまっちゃんに「やっぱり尺(岩魚)よりコーラがよく似合うなぁ」と言って褒めると「ハハ、そうっすか・・・」となんとも複雑な表情を浮かべていた。
 そういえばヒマラヤ山奥の岩小屋売店でも瓶コーラを並べて売っていた程だから、たぶん僕等と同じ趣向の人は結構多いのではないだろうか。

 
 
 まっちゃんが採りたてのヒラタケを炒めてくれて「出来たての暖かいうちに是非どうぞ!」 と、勧められるままに食べると、これがまた美味かった。が、気付くと皆は様子を窺うような表情。そう、私は上手く言いくるめられ毒見させられていたのだった。ヤラレタ!
 睡眠不足で丸一日釣り歩き、夕方からよく飲みよく食べたので20時頃には各々がその場に倒れるようにして眠りについていた。
 
 目が覚めれば朝っぱらから缶ビールをプシュ♪ 朝飯を作り食らいながらも、人間ポンプ、クシャおじさん、ひっぱり餅などの古典芸能論に花が咲いていた。
 小雨模様で停滞ムードの朝、今回まだ一度も竿を振っていない私は昨日よりもさらに源流域への釣りを提案し誘ったのだが誰ものってこず、仕方なく独りで上流へと歩き始めた。
 昨日、皆がここまで竿を出したという場所からもう少し上流、流れに落差が出始めた辺りから竿を出していく。 間もなくしてやや落差のある滝が形成する程よい流れの淵。私はこの淵を岩陰から覗き込んで、昨日の釣獲が振るわない理由のひとつが解ったような気がした。 なんと私の眼には岩魚が群れ泳いでいる光景が映ったのだ。 それは一時的にしろこの滝が遡上止めとなり岩魚が溜まっているようであった。  実は、毎回のようにこの場所は釣堀状態であるが、特に今回見える岩魚の型は大きく、またその数も多い。
 
 

 
 

ルアー初釣果♪
 

 

元気一杯!
 当然、得意の餌釣りでやれば造作なく釣れるだろうが、今回はテンカラ釣り。毛鉤で試してみることにした。 ネット釣り大会UFCに大ちゃんが賞品提供してくれた大型毛鉤を釣糸にくくり付けて、岩魚の群れる柔らかい流れにのせる。 すぐにきた。グゥ〜ンとした重い引きに驚くほど安テンカラ竿が湾曲してしまい思わず慌てる。が、その驚きと興奮と喜びは一瞬にして消し飛んだ。 竿はまっすぐに戻り、ラインがふわりと宙を泳いでいた...そう、バラしたのだ。 糸先を見ると下の毛の如くチヂレていたのでたぶん結び方が甘かったのだろう。これで釣り大会の賞品として預かっていた毛鉤をロストしてしまったことになる。 ガックリ失意のなか似たような毛鉤を付け直し、飛ばしてみるも姿は見せても再度喰らいついてくる岩魚はいなかった。
 相変わらず多くの岩魚が群れ泳ぐのが見えるなか、口先に何かつけ煩そうにしきりに首を振って泳ぐ岩魚がいた。奴だ! そう、今しがた毛鉤を取った奴だった。しかも一際デカい。 「なんだよ〜」思わず溜息が漏れた。
 その取られた毛鉤を取り戻すべく、次に私がしたことはルアー釣りだった。 一度毛鉤に喰い付いた奴がそうすぐには再度毛鉤に喰いついてくるとは思えないし、魚を模しているルアーならば大型魚から喰ってくるだろうと考えたのだ。 まだ試したことのない新品の岩魚型ミノーを付け、コソ泥のように身を低くして近づいていき、手前の群れを横切るようなコースでルアーを引いた。 ガツン!岩魚の口元の歯か骨にでも針掛かりしたような硬い感触。つい反射的に延べ竿の要領で竿をしならせて取り込みにかかってしまう。あっ、これルアー釣りなんだ、、、慌ててリールを巻くが、竿操作とリールを巻く一連の動作が不慣れでおぼつかず、水面で暴れさせての騒々しい取り込みとなってしまった。 リールによって力ずくで上げた岩魚はルアー初釣果としては上出来のサイズ。ただ欲を言えば、先程失くした大ちゃん毛鉤はコイツには付いていなかった。
 
 
 この後は、岩魚が群れ泳ぐこの淵が面白くなって水面下を観察しながら毛鉤とルアーを交互に飛ばして遊んだ。
 皆とは正午までには合流する約束をしていたので早々に竿を納めて、ルアーで釣れた1匹をテント場まで持って戻り、刺身にして皆で美味しく頂いた。 昼前には雨は上がっていて、曇りながらも心地よい気温のなか、食料すべてを食い尽くす在庫一掃の昼食のあとテント場を後にした。
 
 帰路の途中からはシンヤが膝の痛みで脚を引きずりだしていた。先頭を行く私が後ろを振り返ると、ずっと後方には3Bさんと浅川を従えながらビッコをひいて歩く痛々しいシンヤの姿。 ん!、これは毎年この夏の季節、どこかで見たような光景・・・そう、黄色いTシャツでお馴染みのアノTV特番での恒例ラストのお涙シーンに似ているではないか。 もちろん私とまっちゃんはシンヤ達を待ちながら、名曲サライを口ずさみつつ涙した(嘘)ことは言うまでもない。
VIDEOサライ♪
 
 
 汗ダクになりようやく戻ってきた車停め。 着替えをしていると、まっちゃんがやおら洗顔用ウエットペーパーを取り出す。 オォ、これが噂のペーパー洗顔というやつか、さすが都会の色男は違う、オシャレだなぁ〜。と、関心しながら見ていると、なんと・・・なんと、顔を拭くのではなく尻を突き出して局部を拭いているではないか!そして同じく3Bさん、、、恐るべし師弟コンビ。バカなが隊員一同は唖然とするものの、「ふぅ〜、気持ちいい〜♪」という悦楽の声に誘われ私も試してみた。 うん、確かに気持ちいい。降った雨が山肌を通じ渓に集まるかのように、尻の谷間に集約された汗。これを一気に拭き取ると実に爽快である。この製品の特徴であるメントールも効いていて、とてもクール感あふれる陰部となった。 いやぁ〜、またひとつ勉強になりました。
 ただしこれは洗顔用という概念を頭から削除して行わないと、うっかり尻のあとに顔を拭きそうになるので注意が必要だ。
 
 帰路は川根温泉に寄ると、幸運にも露天風呂からは対岸の山のシルエット越しに打ち上げ花火が見えて、とても心地良く湯に浸かった。
 
 

 
HOME  MENU