2004 釣行記 

朝のチョイ釣り

 2004.3.21  みっちゃん  

 
2004.3.21
(pm9:00)
曇り
気温:5℃
水温:3℃
 この日曜は昼過ぎから用事があるが、半日でもあれば釣りをしたい。 まだまだ寒く、天然魚は黒ずみ痩せているだろうが今シーズン初の一匹を釣りたかった。半年ぶりの渓流釣りをしたかったのだ。
 それでも道路沿いの放流河川には行く気になれず、どうしても足は源流方面へと向かってしまい早朝未明から長距離運転をする。 
 
まずは初モノ
 
 運転中の缶コーヒーがガツンと効いたのか急激な便意のピークとともに車停めに到着、すぐに飛び降りて野糞ポイントを探した。しかし辺りはもうライトが必要ないほどに明るくなっていて、冬の間に葉を落とした木々達がさらに見晴らしを良くしていた。私は糞紙を片手にこの山奥の林道上をウロウロ。そう隠れてしゃがむ場所が無いのである。もし事の最中に他の釣人が来たら尻丸出しで挨拶を交わすハメとなってしまう。 ん?尻丸出し...その時、私は武田信玄の「駿河の富士は尻丸出し・・・」の言葉をふと思い出した。話の真偽はともかく私は駿河の人間、ならば尻丸出しでもイイじゃないか。 摩訶不思議な理論で自分自身を納得させ、姿丸見えの林道上にしゃがみ込み一気にブツをひり出した。 寒空のもとオーラの如く香りたつ湯気のなか記念すべき本年漁期初野糞は幸運にも誰も遭遇することなく無事完了。事を済ませズボンを上げ、そそくさと歩き仕度をして出発した。
 
 
単独
 
 梅雨から夏には蒸し暑さと山ヒルで地獄のようになるこの笹薮混じりの樹林帯杣道だが、この季節は涼しくて気持良い。 しかしながら落葉がブ厚く堆積していて迷い易くまた歩き難いので、足元を気を付けながらも物思いにふけりつつ歩いて行く。 特に独りでの単調な歩きでは自分との対話を余儀なくされるが、孤独ながらも車の運転時とは明らかに違う思考が働いて、またこれが案外と楽しかったりもして時には単独行も良いもんだ。
 
初釣り
 
 早春の杣道ではあるがすでに新鮮な足跡が残っていて、昨日・一昨日あたりに釣人が入渓していると想像できたので川床に降りてからは下流側の有望区間をテンカラ竿を振って釣り下っていった。(地形的にOK)
 アタリも魚影すらも無く、まるで毛鉤を飛ばす練習のようになってしまったが半年ぶりに心躍る時間が過ぎた。 ふと腕時計に目を落とすと時が早く経過しているのに気付き、思わず“ボーズ”という言葉が頭にチラつく。そう今日はわずか2時間の釣りで納竿予定である。 私は餌釣りに切り替えて今歩いた流れを上り始めると、下りでは見えなかったポイントが見え、また先程の下りで狙ったポイントが隠れたりもした。
 初物は落ち込みのアブクの深みから釣れた。半年ぶりの魚信はアマゴにしては重く鈍く、それでいて力強く感じたので尺物近い良型だと思ったが、上げてみると20cm程度の大きさだった。この時期らしい黒く痩せ気味の魚体ではあったものの私の顔はニンマリ、久々に新鮮な喜びであった。  その後、小さく黒いアマゴを釣ったが気の毒になってそれ以上の釣欲もなく素直に納竿。予定通りの9時半には帰路についた。  毎年のことだが初物を釣ればそれで満足。あとは魚の活性を待つことにしよう。
 
 

 
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