2003 釣行記 

一割釣行。だから太るんだ!

  2003.4.13.  シンヤ 浅川 みっちゃん  


お詫び・・・
 十割蕎麦は蕎麦粉が10割。三割バッターは打率が3割台。 もうお分かりであろう。今回は時間にして1割しか釣りをしていない・・・で残りの9割は何をしていたのか?
歩いていたのか? いやいや。
いやはや御覧の通りなのである。
「やっぱりバカなが隊だ、しかしここまで墜ちたか・・・」
とお嘆きの方々には深くお詫び申し上げます。

快湯、爽酔、美味、爆睡、
 安倍川を上流へ向かって行くと梅が島の手前にコンヤ温泉という所がある。 昔、安倍川餅の生みの親でもある徳川家康が金の採掘したこともあり、この地域には金にまつわる地名が多く、ここコンヤ(金谷)温泉もそのひとつであるそうな。 今日が雨で明日が晴れの予報である。
 いつものような前夜の野営宴会もこの雨天では厳しい。
それではと来たのがこちらの民宿『こんや銘酒館』。 
いかにも「今夜はここで飲んでくれ」と私達に言っているような名前の民宿ではないか。
 私達はここに到着して挨拶もそこそこにすぐに温泉風呂へと直行した。いや正確には露天風呂のビールサーバーへと向かった。ここでは“備え付けのサーバーから冷たい生ビールが飲み放題”なのである。 安倍川を臨むこの露天風呂でスベスベの滑らかな泉質を存分に堪能。
 途中、サーバーのビール樽を交換してもらってグビグビ飲み続け、風呂から上がる頃にはもうすっかりホカホカほろ酔い気分となっていた。 居間の大きなガラス窓から庭の桜が綺麗によく見え、私達は囲炉裏の脇に腰を下ろして今度は日本酒を吟味した。ここのオーナーが酒販店主ということもありメニューには全国地酒がズラリと並んでいて、どれから飲もうか目移りしてしまう。 
まずは播州の酒、倭小槌の純米吟醸に舌鼓を打ち。次に焼酎の魔王を飲み、今度は倭小槌の本醸造と・・・。
 春の山菜など季節の食材を生かした丁寧な料理が少しずつ何品も何皿も出てきて嬉しくなる。どれも酒飲みには堪らない逸品ばかりである。養殖物ではあるがヤマメの刺身も美味で、塩焼きも食道部分をちゃんと残して焼いてくれてありコリコリと旨い。
お客同士でも話が弾み、そこには純粋に酒を楽しむ心地良い空間があった。
 いつになく時間をかけてゆっくりと呑み喰いしながら最後のデサートを食べたか食べないか・・・そこから先は記憶にない。
 何時頃か分からないが、私の枕元で声がする。
どうやら隣のシンヤの寝言のようだ。普段からお喋りのシンヤは寝ていてもハッキリとした口調で寝言を言うのである。
“寝言を言う人に話し掛けると精神に異常をきたす”そんな話を聞いた事があったので早速、私はシンヤで試してみた。
シンヤ「28、29!」 私「夢でも泣き尺までか」
シンヤ「30歳手前くらいだな」 私「なんだ年齢か、女か?」
シンヤ「おぉ、そうだな多分な」 私「起きているのか!?」
浅川「お前等、何喋ってんだ」
・・・なんと寝ているシンヤとの会話が成立するではないか。

釣師にあるまじき朝
 早い時間に酔って寝たので早朝からスッキリと目覚めめ、あれだけ飲んだわりに体調は悪くない。 布団でゴロゴロしながらテレビを見ると釣り番組をやっている。
「休日の朝、この時間にこの番組を見ている釣師はダメ釣師なんだろうな」 そう言って笑い、喉の渇きを潤しに昨日の露天風呂に向かった。 ゆったりと朝風呂の後、純和風の朝食をモリモリと食べ、ようやく宿を発った。
 ワサビの茎の漬物が美味かったなぁ〜♪

自主規制

ここから釣行記
 さて久しぶりの安倍川水系。どこで竿を振ろうかと迷うが、時間も時間である。前日に釣友の川虫くんに教えてもらった沢を中心に廻って、釣人が入渓していない空いた場所にでも入ろうという事で、まずはS沢を視察。昨日の降雨もあり渓相も水量も申し分ないが、ここぞという場所には必ず釣人らしき車両がすでに停めてある。 それではと今度はN沢伝いの林道を行き、ボーズを覚悟の上で闇雲に入渓してみた。 この時点でAM9:30。前日出発しているのにやたらと遅い入渓時刻である。 「まぁ、運動不足解消だな」と無駄な堰堤が多い沢を歩いた。
2時間ほど竿を振ったもののアタリが無いのでさすがに飽きてきた。終いには行く手を巨大な堰堤が塞いでいたのだ。 「なんだ結局、堰堤間を釣り歩いたのか・・・」
最初から釣果は期待していなかったものの、ここまで魚信が無いと残念無念である。
 さぁ、竿を仕舞おうかという時、最後方の浅川がようやく魚信を捕らえた。先程、私が竿出し済みのポイントで、枝が被っていて投餌し難いが泡の沸く好淵だ。 ここでは私が小物をバラし、さらには淵脇を渡渉して歩いてきた為、私とシンヤはどうせ釣れても小物だろうと高をくくっていた。しかし取り込みでの抜きを得意とする浅川が竿をしなりっ放しにしているではないか。 ん!これは!
 私がタモを持って駆けつけると、淵の上流から糸を垂らしていた浅川はすでに下流へと移動していた。水面上を覆う枝が邪魔でなかなか取り込み難いが、魚体が浅く浮いたのを狙い私がこれをタモですくい上げる。 27cmのニッコウ岩魚だった。上流から流されてきたであろうが、これほど簡単なアプローチで釣れた岩魚は初めてであった。 結果、AM11:30ここで竿を納め3人でわずか1匹のみの釣果、むしろこの唯一の獲物に救われた思いでこれを流れに帰した。

お詫びに、
 
 毎度のことですが、あまり釣らない釣行記でスイマセン! また甚だお見苦しい画像がありましたことを心よりお詫び申し上げます。 せめてもの罪滅ぼしとして、どうぞ巨匠の名作をご鑑賞下さい。
 
                  『考える人』ロダン
 

作品に手を触れないで下さい
  

 

 
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