タッグマッチ     2001年  6月10日   曇り     吉田 ・ シンヤ ・ 浅川 ・ 私

 

 
 先週、私の“X沢活性化”の報告を受け、土曜の夜、バカなが隊4人でX沢入渓点の林道上でいつも通りの晩酌。  今回、吉田は今シーズン初釣行である。 今シーズン私達が雨女魚(アマゴ)を追って渓流にいる間、どうやら吉田は町女を追っかけまわしていたらしい...私達は容赦なく吉田に尋ねる。
 「どうだ!町では釣れたか?」 「バラしたか?」 「ボーズか?」
 「どうせ餌だけ盗られたんだろ」  ワ〜ッハハハハ!
...とまんまと吉田を酒の肴にして盛り上がった。
 翌朝、シンヤと浅川は中流域へ、吉田と私は上流域へと
PM1:00合流予定の打ち合わせで入渓した。

読書家のシンヤは
悶々として眠れなかったようだ
 
VS
中流域X上流域 
SHINYA ASAKAWA YOSHIDA MICHAN
 
 吉田と私が山道を歩き始めると、新しい足跡と樹々には新たな目印がありガッカリとする。恐らく昨日、入渓者がいたのであろう。
その釣人がどの区間を釣ったのか思い巡らしながら、ヒルをむしり取りながらも川床に到着し、早速竿を出す。
まだまだ水量は少ないが渓相は良く、少々霧がかった深緑の山容が美しい。
渓にも新しい足跡が残っていて、ここぞという大場所では魚信が無く、むしろ瀬や小さなポイントから小気味良い魚信があり、20cm前後の元気一杯のアマゴが我々を楽しませてくれる。

 吉田が丁度良い流れの中から強いアタリを捕えた!
久しぶりの吉田の強烈アワセだが、珍しく獲物に岩陰に潜り込まれてしまう。 「おっ、良型か?」 と私は竿を上げて見物する。
吉田はすかさず岩の下流にまわり込み、タモを広げて取り込みにかかる。
魚体が現れ、あともう少しでタモに収まるという時、フッ、と糸の緊張が緩み、フワッ、と仕掛けが宙に舞った...
 「バラした〜!」 ア〜〜ッハハハハ  私が大笑い!
 「なかなか大きかったなぁ」 と声を掛けると、吉田は苦笑い。
かつては“鬼の取り込み”、“見ていてつまらない”とまで言われた吉田の取り込みだが、この初歩的ミスは見ていて痛快だった。
 
 興奮冷めやらぬまま竿を振り始めると、今度は私に強めのアタリ!
やや強い流れに立ち込み右に左に竿をしならせながらも、なんとか23cmアマゴをタモに収めた。 タモを覗き込む吉田に私が言い放つ、
 「吉田がバラした物より小さいけん、明暗はっきりしちゃったなぁ」
 「バラした魚は釣って無いも同然だからなぁ〜(笑)」
 ...と。
この後、吉田の眼の色が変わり、朝の山歩きとは見違える程の軽快な足どりで上流へと竿を振っていった。
そして昼頃となり、 「奴らはどうなかな?」 と竿を納め、釣り上がったルートを戻り合流地点に向かった。
 
 合流地点まで戻ると、シンヤ・浅川コンビはすでに待っていた。
 「おっ!早いな、釣れ過ぎてビクが一杯で早いのか?」
 「全く釣れなくて早いのか? どっちだ?」
 と矢継ぎばやに尋ねると、ニヤニヤした浅川が、 「そっちはどう?」
こちらとしては、浅川のニヤニヤが気になるが、
 「型は出なかったけど、楽しませてもらったよ」
とビクをひっくり返して、20〜23cmアマゴ7匹を見せた。
 「そっちは?」 と私。
「これだけだ」 と27cmアマゴ1匹を出した。

危うく踏むところだった
  聞くと中流域でも新しい足跡が多く、ビバーク(野営)跡もあったそうで、リリースサイズさえも釣れずに唯一の釣果がシンヤが置いた竿に掛かっていたというこのアマゴ1匹だけだったそうだ。
...という事は浅川はこの渓で、リベンジ成らずの連続パーフェクト・ボーズ!
シンヤも置竿という釣れ方に 「不本意だ」 と本日最大サイズにも喜びきれない様子だ。
図らずも、『シンヤ・浅川がコンビを組むと釣れない』というジンクスを立証する結果となった。
   
 帰りには川根温泉内の食堂で、“炭ラーメン”(550円)を食べた。
麺が炭のように黒いが無味無臭で、スープは昔ながらの醤油味だった。 浅川が注文した“ねぎとろ丼”は600円の割にボリュームがあり、旨そうであった。
 “おろし蕎麦”を注文した吉田は 「付属の食堂にしてはイケてる」 とのこと。


 
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